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第7回福島第一廃炉国際フォーラムに出展いたします

当社は、2023年8月27日(日)・28日(月)に開催される「第7回福島第一廃炉国際フォーラム」にて、昨年に引き続き、8月28日(月)の技術ポスターセッションに出展させていただきます。
福島第一廃炉国際フォーラムは、福島第一原子力発電所廃炉に対する理解を促進することを目的に開催される、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)主催の公的イベントです。技術ポスターセッションでは、実際に福島第一原子力発電所における燃料デブリ取り出し用機器類に搭載される当社の耐放射線性潤滑剤の性能、実績と拡大(進展)、新規構造体開発について紹介させていただきます。詳細は出展用資料概要をご覧ください。
当社は、今後もさらに、最先端科学分野である加速器や照射医療、核融合発電、原発の安全性向上や廃炉、宇宙など、過酷な放射線環境での用途において貢献してまいります。

【開催概要】
名   称:第7回福島第一廃炉国際フォーラム
日程・場所:2023年8月27日(日) 双葉町産業交流センター「F-BICC」(福島県双葉郡)
      2023年8月28日(月) いわき芸術文化交流館「アリオス」(福島県いわき市)
      ※当社は8月28日(月)に出展いたします。
主   催:原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)
公式サイト:https://ndf-forum.com/

【出展用資料】
The world's highest radiation-resistant lubricants supporting decommissioning of the nuclear reactor.pdf

【出展用資料概要】
過酷な高線量下で稼働する機器には、耐放射線性に優れた潤滑剤が不可欠です。当社の耐放射線性潤滑剤「モレスコハイラッド」は世界最高峰の耐放射線性を有し、廃炉、加速器、放射線医療、そして次世代のエネルギー源とされる核融合などの用途にまで、世界で広く搭載が進んでおります。
廃炉では、現在の試験的デブリ取り出し用機器への搭載にとどまらず、次世代のデブリ拡大取り出し用機器にも搭載を前提とした評価が着実に進んでおります。
当社はまた、廃炉を含む過酷な放射線下の機器の安定的な稼働に貢献するべく、潤滑剤(オイルやグリース)のコアな学術的研究を、欧州や日本の主要学術機関と現在も複数のアプローチで進めております。
これらの研究は、既存構造の潤滑剤への中性子やγ線などの照射評価を通じた放射線ダメージやその機構解明に加え、さらに高度な耐放射線性潤滑剤の候補品となる新規構造体の独自合成・創出、特性解析などにもおよび、これらもまた高い評価を受けております。
こうして示された、既存構造潤滑剤の圧倒的な耐放射線性データや、その特性を活かした廃炉への展開実例、さらに既存品と新規構造体の分子構造図の一例などを詳細に示した内容をもって、発表を行います。

参考:当社の耐放射線性潤滑剤 製品紹介ページ
耐放射線性潤滑剤・グリース (日本語)
Radiation Resistant Lubricating Oil and Greases(English)

【原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)について】
大規模な原子力損害が発生した場合において、原子力事業者の損害賠償のために必要な資金の交付等の業務を行うことにより、原子力損害賠償の迅速かつ適切な実施および電気の安定供給等の確保を図ることを目的として、2011年9月に設立された法人です。
2014年8月からは、原子力損害賠償・廃炉等支援機構に改組し、廃炉等の適正かつ着実な実施の確保を図ることを目的に加え、廃炉等を実施するために必要な技術に関する研究および開発、助言、指導および勧告の業務も行っています。

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)
https://www.ndf.go.jp/