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当社社員が関西潤滑懇談会第9回ポスター発表会で最優秀賞を受賞しました

202595()に、関西潤滑懇談会第9回ポスター発表会において、当社研究開発部 高度専門職の林 義和が以下のポスター発表を行い、昨年に引き続いて2年連続で最優秀賞を受賞しました。
当会は1955年、主に関西の学界や業界の研究者・技術者によって創設され、以後約70年間、講演会などにての摩擦、摩耗、潤滑剤、各種軸受、歯車、シール、セラミックスといった非金属材料などに関する知見を、研究面、実際面から参加者に提供し、潤滑技術の包括的向上に貢献し続けております。
産学の研究者による最新の研究成果を持ち寄ったポスターセッション形式での発表・技術討議も実施されており、第9回目の開催となる今回も、昨年第8回の全31件を上回る全36件の研究成果が発表され、優秀賞・最優秀賞が競われました。

【タイトル】放射線種類、照射速度、被照射体構造からの潤滑剤ダメージ立体的検証

【研究内容】
当社の独自技術である耐放射線性ポリフェニルエーテル(PPE)油を中核としつつ、鉱油や合成油PAOも交え、①放射線種類(線質) 照射速度(線量率) 被照射体の分子構造 の各要素が放射線ダメージに関する世界初の複合的・立体的検証を進め、放射線の種類や線量率差は各々潤滑剤ダメージにおいて差異を生じさせること、被照射体の分子構造の違いにも潤滑剤ダメージでの増粘/酸化度/変性機構に差異が存在することなどの最新発見を報告しました。
(*当該知見は、当方と(国研)量子科学技術研究開発機構=QSTにて実施中の共同研究の成果の一部にもとづきます。)

【発表・受賞者】
研究開発部 高度専門職 林 義和

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